泥棒猫

大雨の次の日、私は休みだったのでお昼の休憩時間に彼にお疲れさまってLINEした。

私から連絡したくなかったけどやっぱり彼のことが気になる。


ラリーしてるうちに、旦那としないでって話になった。

しないよって言ってるのに

『信じてるよ』

『やっぱり心配』

この繰り返し。

夜もLINEが来て

『早く寝てよ、何もしないで寝てよ』

って。

『俺としてることと同じことするの?って考えると無理。なんで俺こんなに心配性になってしまったんやろ。みっともないし、うるさいよね』

全然みっともなくない。

むしろ嬉しい。

ちょっとくどいけど。笑

彼に安心してもらいたくて、会えるか聞いてみた。

私が会いたいと言ったこと凄く喜んでくれて、翌日に会うことになった。

『良かった、安心した』

『元気出てきた』

『俺だけのうさちゃんだからね』


私も彼としかしたくないから。


『うさちゃんかわいくて食べちゃいたい』

って言われた。

ただのオバちゃんなのに。

熟成肉がお好みなの?笑


この先も大雨の日と同じことがあるかもしれない。

あの日はショックだったけど、それでもやっぱり彼が好き。


そして、ゆっくり会えた。


部屋に入っておしゃべりして、いっぱい笑った。


『俺ね、寝ようとウトウトしてても、うさちゃんが旦那としないかなって心配になって、ハッと起きてLINEして、うさちゃんの返事に安心して寝そうになって、またハッと起きての繰り返しだった。うざいやろー?』

うざくない、めっちゃ嬉しいよー。


彼とこの関係が始まったときは、彼の気持ちとか分からないことだらけで不安がいっぱいだったなぁ。

都合のいい女なのかとか、セフレなのかとか。

二人の時間を重ねることで、お互いのこと沢山話してお互いを大事に思って、かけがえのない存在になってきてるって感じる。

今はしっかり彼と信頼関係ができてるんだなぁ。

お互いにプラスになる存在でいようねって言ってくれる。

彼は心の支えだから、私も彼を支えたいな。


彼に愛され過ぎて、所々の記憶が無くなるくらいだった。

そんな経験も初めてで幸せ。


そして、今日も仕事終わってイチャイチャ。


「エッチした日はね、ずっと私の中に◯◯ちゃんが入ってた感覚が残ってるんだよ」

って言ったら男には分かんないなぁって笑ってた。

あら、男の人ってかわいそう。

幸せの余韻なのに。

女で良かった。


帰るときにお店の物を持って帰りそうになって

私「あかん、泥棒するとこやった」

彼「あー、泥棒猫やー!」

私「うっ、凄く傷ついた。泥棒猫って…なんかそのまま過ぎて…」

ショックな顔してる私を見て、彼は笑いながら

「泥棒猫ちゃん、おやすみ」

ってキスしてくれた。


彼の心を盗みたい。